数日前、クチナシの一部上半分辺りががごっそりと葉の部分だけが無くなって、丸坊主の茎だけがひょろっと残された状態になっていました。なんだろう?鳥か何か最近しばしば話題になっているアライグマか何かが食い散らかしたのかなと思っていた。まだ、下半分の葉がある程度残っているのでしょうがないかと思っていたところ、今朝今度は下の残っていた葉もほぼなくなるぐらいごっそりとなくなっている事に気が付いた。
近くにあるアボカドやあじさい等は全く被害はなく、クチナシの葉だけが被害にあっているのでこれはクチナシ特有の何かかなと思ってググってみた。するとこれだと思われる犯人らしき正体が浮かび上がった。最初の発見時にもっと早くググっていればよかったが、後悔先に立たず、後の祭りであった。
ググってわかったことは、どうもオオスカシバというチョウ目スズメガ科の昆虫の幼虫の仕業に間違いないだろうということ。とのオオスカシバの幼虫はクチナシの葉が大の好物らしい。しかし、朝見た時にはそれらしきものは見当たらなかった。しかし、犯人を見つけないことには気が済まないので、もう一度現場に急行した。そして数少なく残った葉っぱを一枚一枚裏返していたところ、指先にフニャつっという変な感触を覚え一瞬やな感じがして、思わずはっとしサッと手を引っ込めた。なんだろうとその葉をのぞき込むとむっくりとした緑色の青虫がクチナシの半分欠け落ちた葉の裏にへばりついていた。作業用の手のひらに厚めのゴムのついた軍手を持ってきてクチナシの葉からオオスカバチの幼虫とおぼしき鮮やかなミドリイロをした青虫を引きはがした。
更にクチナシの茎の下方を見ると一匹の青虫が茎に沿ってへばりついていた。へばりつくと言ったのは、軍手だ摘んで取ろうとするときにかなりしっかりとクチナシにくっついていて引きはがされまいと踏ん張っている感触からだ。もう一匹下の方の葉からも見つけ出し都合三匹を捕獲した。コロッとした青虫は頭の上に一角獣のユニコーンの様な角をはやしていて芋虫一角獣と即座に命名したW しかし、この角に見える方が実はお尻で尾角(ビカク)というものらしい。
ググってみたところ、このイモムシ君の成虫はとっても美しく、羽は透明でまるでハチドリの様な姿。確かに少し前の時期になると思うが何度か飛んでいるところを見かけた。くまん蜂の仲間かと思い嫌厭していたが、どうも害がないらしいこともわかった。しかし、世の中まだまだ知らないことだらけというか、知らない事の方が多く、いやある意味大半が知らない事で知っている事の方が少ないのではとつくづく思ってしまうw
まあ、しょうがない一応原因がわかったので、クチナシ君には次の春まで頑張って生き抜いてもらうよう祈るしかない。このクチナシはお祝いにもらった切り花のものを、根づかせるために鉢植えにして根づいたので地植えにしたので生き抜いてほしいのです。
アイキャッチ画像 Photo credits. Toshiyuki IMAI
Cape jasmine
#オオスカシバ #クチナシ
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