米国CDCは「感染性ウイルスを含む非常に小さな微細な液滴とエアロゾル粒子を運ぶ空気の吸入。」「エアロゾル粒子は、それらが数分から数時間空気中に浮遊したままでいることができるほど十分に小さい。」と述べています。
WHOもCDCよりは多少慎重ですが、エアロゾル感染を認めています。
CDC
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/science/science-briefs/sars-cov-2-transmission.html#anchor_1619805150492
Forbes
https://www.forbes.com/sites/jvchamary/2021/05/04/who-coronavirus-airborne/?sh=6314e0bc4472
本日も国会において、野党議員が、田村厚労大臣に対して、未だに厚生労働省のWebサイトに「エアロゾル感染」若しくは「空気感染」の文言が書かれていないことを指摘しています。そして、一部議論があるとはいえ、感染の主体が主にエアロゾル感染となってきている事が国際基準であるにもかかわらず、Q&Aの項目も変更の更新をしておらず、曖昧にすましています。
厚労省は、間違ったあるいは優先順位の違う誤った印象を与えかねない感染対策を改めて、公式ホームページ上での流布をはじめとして、マスコミに対しても「空気感染」をベースとしての新型コロナ対策を1日も早く呼びかけるべきです。飛沫ではないので、アクリル板は空気感染には役に立ちません。それよりは窓開けを含む換気が有効になりますし、CO2メーターの設置が重要になってきます。CDCの基準では、800PPM以下の数値が重要で、1,000PPMを越えると注意が必要といわれているようです。職場、学校、通勤電車、バス、店舗等あらゆる場所に対して設置の義務付けと公費による助成を急ぐべきでしょう。用心したい方には、とりあえず、携帯用のCO2メーターも市販されています。
厚労省は、早急に、間違った対策を更新し周知する必要があります。後悔先に立たずです。
アイキャッチ画像 Photo credits. IFMUC Indiana
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